無料相談はアイシア法律事務所

有責配偶者からの離婚請求

有責配偶者からの離婚請求

有責配偶者からの離婚請求とは、自分が浮気(不貞行為)を行ったにもかかわらず裁判によって離婚することができるかという問題です。例えば、夫が妻以外の女性(愛人)と不貞行為を行い、愛人と付き合うために妻と別居した上で妻と離婚することができるでしょうか。

一般的には約3年間程度の別居期間がある場合は、他に離婚事由がない場合でも「婚姻を継続し難い重大な事由」を理由に離婚が認められます。
しかし、有責配偶者からの離婚請求の場合は、自らが浮気をしたにもかかわらず離婚を求めるということで、単に3年間程度の別居期間があるからと言って離婚が認められるものでありません。

有責配偶者からの離婚請求については、最高裁昭和62年9月2日判決によって、以下の要件を満たす場合に認められるとしています。
・別居期間が年齢と同居期間に比べて相当程度長期間であること
・未成熟子が存在しないこと
・離婚を許容することが社会正義に反する特段の事情が存在しないこと

しかし、未成熟子がいる場合でも離婚が認められた事案もあり(最高裁平成6年2月8日判決)、裁判例等を見ると概ね7~8年程度の別居期間があれば離婚が認められる可能性があると考えられます(例えば、別居期間6年間で離婚と認めた事例として東京高裁平成14年6月2日判決。)。